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ファッションデザイナーは独学OK?【アパレル企画とデザイナーに分けて解説】

2021/03/04

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「ファッションデザインを学びたいけど独学では無理?」
「なにをどこから勉強したらいい?」
「でも結局学校って通った方がいいのかな。。。」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • アパレル企画を目指すなら独学でOKな理由
  • 独学OKな専門スキルと独学が難しい専門スキル
  • 学校に通うメリットとデメリット

この記事を書いてる私は専門学校で2年間勉強。
装苑賞ファイナリスト、海外コンテストの受賞者。
オートクチュールとOEMでの現場経験あり。

こういった私が解説していきます。

…その前に

デザイナーと企画の違いはわかりますか?

ファッションデザイナーとアパレル企画の仕事は異なります。
まずは最終的な目標や好きなイメージを明確にしてみましょう。

ざっくりなイメージで分けるとこんな感じです。

アパレル企画:FC店、ファストファッション等のブランドの企画
 求められるスキル▶︎売れるモノが作れる。数字的なビジネス感覚。コミュニケーション能力。

ファッションデザイナー:パリコレや東コレ等のコレクションブランドのデザイン
 求められるスキル▶︎アイデンティティ。ファッションへの深い理解。

 

アパレル企画を目指すなら独学でOKな理由

 

アパレル企画を目指すなら独学でも問題ありません。

なぜなら働いた経験からいっていわゆる専門的知識は独学で十分な知識しか求められないからです。

一般的にデザイン画を描くイメージもありますが実際には描ける人の方が少ないです。
はっきりいって服を作れる人も少ないです。門学校出身でなくてもOKです。

それよりもフットワークの軽さや体力、数字的なビジネス感覚が必要です。

デザイナーを目指したい方は独学OKの分野と独学が難しい分野があります。

アイデンティティや美しいと思う感覚は厳密には他人から学ぶものではないと思います。
発想についても正解はないので独学OKです。

私はデザイン科卒ではないですが、デザインコンテストで受賞経験があります。
まずは楽しみながら自分のやり方を見つけてみてください。

技術的な面は独学はなかなか難しいと思います。
理由は百聞は一見にしかずと思う場面が多かったからです。

具体的に次で解説します。

 

独学OKな専門スキルと難しい専門スキル

仮縫い

まずは独学OKな専門スキルを解説します。

アパレル企画を目指す場合は3つでOKです。

テキスタイルは織物⇨編み物の順に勉強してください。
余力があればコンセプト発想、できれば春夏、秋冬に分けて考えてみると◎です。

独学OKの専門スキル

・繊維、素材、組織といったテキスタイルの知識
・ハンガーイラスト
・モード(流行)の勉強

コンセプト発想を必須にしていないのは
現場では個人スキルというよりはチームで動くことが多いからです。
企業ごとにやり方は変わりますが意見を持っておくことが大切です。

デザイナーになりたい、国際コンペも興味があるという方は+aの勉強が必要です。

+α

・デザインのコンセプト発想
・デザインのデティール発想
・染色の知識
・骨格や筋肉の動き
・デザイン画

個人スキルが求められます。「らしさを表現する」を意識しておくことも大切です。

こそこそ話①:デザイン画について
デザイナーを目指している方にとってもデザイン画は優先順位の上位ではありません。ファッションはアートや漫画ではないので、デザイン画に多くの時間を使うのはもったいないです。私は美大卒、デザイン科卒ではありませんし下手くそですがコンテスト受賞者です。テンプレート利用や写真を当て込む方法もありますので不安にならなくて大丈夫です。

 

次に独学が難しい専門スキルを解説します。

ただしアパレル企画を目指す方は必須分野ではありません。

独学が難しい専門スキル

・正しい縫製やアイロン技術
・正しい製図作成、理解
・正しいパターン作成、理解

気づいた方も多いかと思いますが「正しい」がポイントです。
「縫えること」と「正しく縫えること」は異なります。

売り物の服を分解して独学でパターンを学ぶ方もいるようですが
生地によって同じ製図でもパターンや縫製テクニックは異なります。

ここが難しい箇所です。

異なる生地になった途端実現できないこともあります
基礎を学んだ後に解体してみるのは賛成です。

こそこそ話②:イラレ、フォトショについて
イラレ、フォトショは使えると表現の幅が増えますが必須ではありません。好みの問題です。ハンガーイラストやポートフォリオを作成するのに手書きの方もいます。紙を切るのにハサミを使うか、カッターを使うかみたいなものです。ただしパワポやグーグルスライドは使えた方がよいです。他の仕事でも使えるのでコスパがよいです。

 

学校に通うメリットとデメリット

 

さいごに学校に通うか迷っている方向けに、学校に通うメリットとデメリットをまとめます。

<メリット>
・正しい知識がつく
・コーチをしてもらえる(作業スピードについても)
・アドバイスが聞ける
・手本がある(百聞は一見にしかず)
・同じ目標を持った仲間(ライバル)がいる

▶︎三日坊主グセがある場合は先生やライバルといった他人の目がある

<デメリット>
・時間の拘束がある
・お金がかかる

メリットに上げたものはどれも価値が高いと思います。

独学の難しさはやるぞ!という気持ちをずっと持って
勉強時間を作るといった自己管理の難しさもあると思います。
通った方が結果的に時間もお金も効率が良い場合もあるかもしれません。

とはいえ、お金も時間もコストはかかるのが現実。。。

 

まずは、「ちょっと独学」をやってみる!

いきなりコストをかけて自分を追い込んで学ぶとモチベーションが下がる危険も。

まずは「ちょっとやってみる」がおすすめです。
気がつけば、没頭してたが一番理想だと思います。

手始めにテキスタイルの勉強から始めてみてはいかがでしょうか。
洋服屋さんや生地屋さんに行って生地名を知るところからでも!

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