ブログ3ヶ月で◯◯万円みたいな目標設定や謳い文句をよく見ませんか?実は「やる気」を無くす誤った目標設定の方法です。
この記事では「やる気」が続く人と続かない人の違いについて説明します。
こんな方におすすめ
- モチベーションが上がらない
- 「やる気」が続かない自分に凹む
- 「やる気」が続く目標設定を知りたい
はじめに:「やる気」が続かないことは怠惰ではない
学校や職場で「やる気」が無いことを責める人がいませんか?まるで怠けているんだ、ダメな奴だと言わんばかり。
モチベーション維持はスポ根ではなくテクニックを知っているかどうかです。
「やる気」が続く人は根性で頑張っているのではなく、モチベーションが続くポイントを押さえた考え方を持っています。
そのポイントの1つは「やる気」をなくす地雷思考をしないということ。以下では避けた方が良い地雷思考を紹介します。
やる気をなくす地雷① 成果目標
「やる気」について興味があるのは達成したい事があるからですよね。
「副業の目標は月◯万円」「合格したら◯◯を買おう」といった数字やモノを目標に設定していませんか?
こういった物質主義的な成果目標は「やる気」を無くすどころか幸福感も下がるという研究があります。
アメリカ・イリノイ大学では<成果を目標にしたチーム>と<他人への貢献を目標にしたチーム>を12年間に渡って観察する実験をしました。
<成果を目標にしたチーム>はモチベーションが低下し、充実感や幸福感も低下したそうです。
怖いことに目標が達成する・しないに関わらず幸福感は下がります。つまり達成しても幸福感は低い。
「やる気」ダウンの成果目標とは
金銭 ▶︎目標10万円の売り上げを目指すぞ!
モノ ▶︎新しいPCを買うために頑張ろう!
所有 ▶︎あの家に住めるように頑張ろう!
経済 ▶︎給料2万円UPを目指すぞ!
数字 ▶︎フォロワー +100人達成する為に1日10ツイートだ!
逆に<他人への貢献を目標にしたチーム>は充実感も幸福感もアップしたそうです。
つまり「やる気」も幸福感も上がる目標設定とは他人の役に立ちたいと言う気持ちがポイントです。
「やる気」UPの目標とは
「この人たちを笑顔にしたいから◯◯円達成」
「家族の喜ぶ顔が見たいから◯◯件確約」
他人に貢献して喜ばれたいと思う気持ちを持った目標設定は長く充実感と幸福感が続きます。
ココがポイント
自分の物欲を満たす成果目標 ▶︎幸福感ダウン、充電感ダウン、やる気ダウン
他人に貢献して喜ばれたい ▶︎幸福感UP、充実感UP、やる気UP
やる気をなくす地雷② 自分へのダメ出し
何をするにも実行したことのフィードバックは大事ですがついついネガティブな反省はしていませんか?
ネガティブな反省とはマジメな完璧主義や過程より結果を尊重するタイプの人が陥りやすい思考です。
ネガティヴな反省
「今日はコレが出来なかった」
「思ってたより時間がかかってしまった」
こういった結果を追う考えの人は自分を否定することに繋がり「やる気」をなくします。
アメリカ・コロンビア大学では<成果目標の人>と<成長目標の人>のモチベーション・計画・時間について比較した実験をしています。
結果を求める<成果目標の人>はモチベーションだけでなく、計画が杜撰になったり目標のために費やす時間が短くなったそうです。
<成長目標の人>の結果はその逆です。
ポジティブな反省
「出来なかった所もあるけど昨日よりは進んだぞ」
「ここは下手くそだけど、この部分は上手くできたな」
このように成長にフォーカスすると自己肯定感も上がるのでモチベーション維持に繋がります。
自分へのダメ出しがもたらすこと
▶︎「やる気」を失う。
▶︎計画が杜撰になる。
▶︎勉強時間も減る。
やる気をなくす地雷③ 恐怖や不安を隠す
目標を立てた挑戦には恐怖や不安がつきものです。だから家族やパートナーの賛同はとても大切です。
身近な人間に応援されない目標は続かないです。恐怖や不安を感じるのは恥ずかしいことではありません。
独り相撲はやめた方が吉です。
さいごに
数値目標を立てて自分の成功を発信したり、成功体験を売ったりするSNSで見かけることが多いです。
皆んな成功者だ、すごいと言いたいところですが真似はしない方がよさそうです。
比較して自分は怠慢なのかもとプレッシャーに思うことなんて持ってのほか。根性論でネガティブに自分を責めることは、よりモチベーション低下に繋がります。
「やる気」を無くす地雷思考とおさらばして成長していきましょう。
この記事が「やる気」や「モチベーション」で悩んでいる人の助けになると嬉しいです。
参考文献