Blog/ブログ

なぜ転職?自分の市場価値を考えてみた

2023/05/26

スポンサーリンク

tenshoku_header

なぜ転職?

自分の市場価値を考えた

結論から言うと、組織という鳥籠から羽ばたいた時、自分はいったい何者なのかを考えました。よくある話じゃんと思った方もいるかも。でも頭で理解しても行動に移すまでには段階があるものです。

 

ストーリー

アパレル業界からIT通信業界へ

20代後半、自分の人生を賭けて、いや命を賭けていたものがファッションデザインです。そこから右も左も分からぬIT通信業界へ転職しました。

全くの異業種への転職は怖くなかったのかと聞かれることが多いのですが、全く怖くなかったです。ファッションデザインで世界を目指していた経験から他人から盗み学ぶ方法や成長の仕方は知っていたからです。

そもそもファッション自体も未経験からの出発でした。学生時代はドベから総代になりました。誰も始めは出来ないものです。自分が選んだ環境で、とにかくやればいいだけと思っています。

ただし経験上、環境を少しずつステップアップさせていくには時間がかかるし力がつかないので、始めから一流の環境に自分置こうと思いました。

失敗して笑われることにあまりプライドはありません。泣きたい時もあるけど泣けばいいです。泣くことは、格好悪くないし恥じだと思っていないです。

泣くくらい頑張っている人間をバカにする人は人間として尊敬していないので目に入りません。

とはいえ全くのIT業界の未経験者、どころか事務職の未経験者が簡単に正社員で就職できるほど世間は甘くありません。

いくらファッションで海外コンペ受賞経験者で、1,000万案件を受けた実績があってもです。自分が死ぬ気で頑張った経験が全く通用しないことは人生にとっては良い経験でした。

結果として、派遣社員として誰もが知っている有名企業へ転職をしました。最初はロボットの部署に配属され、二年目でクラウドと AIサービスを扱う部署へ異動しました。(今考えるとラッキー)

 

正社員登用をめざす

派遣契約の業務内容は主に請求や発注オペレーションでしたが、勝手に業務効率化をして前任者の1/3の工数で回していました。例えば紙ベース請求処理を電子化してしまうとか。フローや管理表を効率よく変えてしまうとか。

空いた時間に出来ることを広げていったら、最終的には案件ベースで社外へAI導入の提案をしていました。

それから他社と協業の話もしていました。再販事業だったので短期間での実績作りと開発やカスタマーサクセスはメーカーと協力したいという目的でした。

その過程で(2年半が過ぎたあたり)、正社員登用を目指すことになります。この時はすぐに転職は考えませんでした。なぜって異業種から来たため自分の中で派遣先(大手通信会社)の評価が高くなっていた為です。あるいは組織にいることで視野が狭くなっていたのかもしれません。ここで評価を得たいという思いがありました。あと少し苛立ってもいました。

社員に変わり実績を作り始めたころ、会社名でなく名指しで声がかかることがちらほら出てきました。社内では半年間、派遣社員と気づかなかった人もいたくらいです。正直、最後の挨拶まで派遣と知らない方もいたと思います。

 

転職を考えるきっかけ

「評価を得る」という受動的な思考から、決定的に「転職をする」という能動的な思考に変わった出来事がありました。

評価をアピールする人間が違うのでは?というアドバイスがあったことです。有難いことに異なる部署の方が社員推薦しようかと声をかけてくださったのです。(この意図はわたしの上司に対する評価の疑問だったと思います。)

普通なら喜ぶところですが、頭の中で「あれ?上司の評価や組織の評価が本当に欲しいものなんだっけ?」という疑問が生まれました。次に「組織と個人」というキーワードが浮かび上がり「ん?何者になりたいんだっけ?」と考えました。結局、20232月から本格的に転職活動を開始しました。

 

 

そのまま社員登用に向けて動くことになれば、安定が望めたかもしれません。しかし自分のアイデンティティを考えた時、〇〇会社でクラウドサービスのプロダクト企画していました、は少しぼんやりして見えました。

「人による」とは思うものの、割りと大企業のプロダクト企画って代わりがいるんじゃない?と思ったからです。一緒に動いていたクラウドエンジの方が強みが分かりやすいです。

 

ファッションデザイナーでデータサイエンティストという名刺を作る

転職活動を開始した際、ちょうどデータサイエンティストに興味を持ち始めたころでした。AIによるデータ分析の提案をしていた際に、データの可視化のその先が求められていると感じたからです。

世の中には、AIでなくても優秀な分析ツールやソフトって結構あります。でも破断や解約になることが多いです。なぜか。顧客はデータを分析して可視化は求めていないからです。

「過去データを数秒でグラフ化できました。異常検知にも色付けが出来ます。」は良かったねで終わりです。顧客はデータの予測や活用を望んでいます。顧客の興味はもっぱら自分の業務工数がどれだけ変わるのか、もしくは自分の実績にどれだけ貢献できるのかです。

BIツールのサービス内容そのものを売り込むのではなく、その先の活用提案までするべきだと思っています。だからデータサイエンティストというより、正確にはデータ活用の提案ができる人になりたいです。

分析のアプローチはpython(アナログ的に)、ソフト、AIの3つの認識です。どれも分かる人間になりたいと思っています。

また統計学やマーケティング学が役立つと思うので年内は勉強の嵐の予定です。データサイエンティストと名乗るなら性格的にやらないと気持ち悪い・・

大きな組織にいても統計学を”実践的に”かつ”専門的に”学ぶのは難しいと思っています。なぜなら業務委託を雇うもしくはベンダーに頼めばいいのです。別に統計学なんて出来なくても良いと言えるし、委託者の代わりはいるとも言えます。

資本主義的な生き方は私には向いてないのかも。自分でやりたくなります。(資本主義的思考の方は尊敬しています!)

今は転職して目の前のことに向き合って成長してやります。それにファッションデザイナーでデータサイエンティストって面白くないですか?(笑)

スポンサーリンク

-Blog/ブログ